茂木健一郎さん著『「いい人」をやめる脳の習慣』を読みました。
以下、法律家らしく、「必要性」と「許容性」の観点から、この本をまとめたいと思います。
まず、「いい人」をやめる「必要性」。
来るべきAI時代において、「替えの利かない人材」になる必要がある。そのためには「いい人」でいてはいけない。自分の個性やこだわりを発揮することが大事である。
次に、「いい人」をやめても大丈夫という「許容性」。
いい人をやめても、自分の個性を発揮していれば、共感する人は必ず現れる。その人とは「バズ回路」によって強い精神的な結びつきを得ることができる。よって、「いい人」をやめると自分の「居場所」がなくなるという心配をする必要はない。
そして、最も重要なのは、人と違うことを発信し続ける「勇気」である。
以上、自分なりのまとめ。
以下、その他感想。
・脳科学的な観点からの説明は薄い。よって、題名と内容に齟齬がある。
・結論までの論理の運び方が上手ではない。よって、読みやすくはない。十分に練られていない印象を受けた。
・とはいえ、よく読むと、参考にすべき指摘も多く、ためになった。
・★3.5
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